選手紹介:リカルド・オソリオ

2006年組その4はサルシードと並んでまさに2006年に開花した選手オソリオです。

フルネーム

リカルド・オソリオ・メンドーサ(Ricardo Osorio Mendoza)




背広姿はなし。内弁慶っぽくて、あんまりメディアに出てこない。笑うとかわいいんだけどね〜。

背番号

5番
クルスアスルでは2番、ドイツのシュトゥットガルトでは3番。

あだ名

オソリオも(サルシードと並んで)メキシコサッカーでは珍しい部類の名前なので、特になし。

生年月日(年齢)、生誕地

1980年3月30日(30歳)、サルシードとは三日違い。
オアハカ州ウアフアパン・デ・レオン

ポジション

サイドバック、右センターバック
左サイドもやればできる、DHもたまに。
メキシコ人にしてはあまり頑強な体つきではなく、怪我もしやすい。
スピードもそんなにあるほうではないが、敏捷な動きとボール扱いのうまさでそれをカバー。

所属クラブ

ドイツのシュトゥットガルト
移籍した2006年はパルドとともに優勝したのに、今の監督はオソリオをぜんぜん使わないので、もういい加減移籍するところです。
メキシコにいたあいだはずっとクルスアスル。

身長・体重

173cm
68kg

経歴

2002年にクルスアスルでデビューして以来、じわじわと地味に力を伸ばしてきたらしい。
メキシコ代表には2003年から、てことはサルシードより早かったんだなあ。
ラボルペ代表監督のもとでしっかり定着し、2006年W杯まで活躍。ドイツW杯ではチームで一番いい働きをしていました。
そのおかげでか、W杯終わると真っ先にドイツのシュトゥットガルトへ引き抜かれる。
アメリカから一緒に移籍したパルドとともに最初からスタメンとして定着し、そのシーズン優勝。
が、その次の2008-09シーズン、シュトゥットガルトは急激に失速。しかもパルドは歳のことを考えてか、2008年12月にメキシコに戻ってしまう。オソリオはひとりドイツに残ったが、その後監督が変わるとどんどん居場所がなくなってきました。
ドイツブンデスリーガの放送はメキシコではなかったので(オランダエールディビジはあったのに)、実際にどんな状態だったのかはよくわかりませんが、体格的にパッとしないオソリオを監督が使い損ねてるんではないかと。
スタメンを完全に外されてしまったこの一年(オソリオはその最初期から移籍を希望していたが、クラブの不手際だか嫌がらせだかわからないが、移籍マーケットの期限を逃したりして移籍は叶わず)も、メキシコ代表ではそれなりにプレイしていたし。
もちろん、100%の状態ではないとしても、代表選手として充分通用するレベルだと信じています。
この夏の移籍を視野に、大事な売り込みのチャンスでもあるこのW杯、また4年前のようなパフォーマンスを見せてほしいものです。


ところでちょっと意外だったのが、このところメキシコ選手たちのあいだではやっているツイッターでのオソリオ。
一緒にいる代表選手たちが本物だと書いているのだから、オソリオも本物だろうと思うんですが、内気っぽいイメージとは裏腹に、ツイッターでの発言は何というか……けっこう辛口&軽口というか。
一部で偽者疑惑も出たようで、無理もないわ〜、と笑ってしまったくらいでした。
マスコミにも昔はぜんぜん出てこなくて、試合のあとでインタビュアーに近付いてこられても無愛想だったけど、ドイツに行ってからは欧州組の選手として記者会見することも多少は増えましたけどね。
今回の紹介写真でも、なんかイヤそうに顔をしかめている写真が多くて、自然な笑顔だったりすると、お、と思っちゃうくらい。
でも笑うとホント、かわいいんですよ〜(と言われて喜ぶ歳でもないでしょうが……)。