グアテマラ審判バトレスさん引退

 昨日のスーペルリーガ勝戦で主審を務めたグアテマラ人のカルロス・バトレスさんが、前半のみで、後半は第四審判だったことについて、その理由はツイッターで流れた情報しかありませんが、怪我のため、という見方が強いようです。まあ即病院行き、というほどひどい怪我ではなかった、ということでまだしもだったと安心していたのですが。


 翌日の今日になって、グアテマラのmonjablancaさんからの情報で、バトレスさんがこれで審判を引退するという話を聞きました。びっくりです。
 monjablancaさんのお話では、バトレスさんはもともと膝に故障を抱えていたらしく、昨日もそれが悪化したのだろうかと思っていたのですが……。
 ニュース記事などによると、バトレスさんは現在42歳。そう言えばここで、W杯のときに紹介記事も書きましたね〜 44歳のアルチュンディアさんがまだ一年やると言ってるのに、バトレスさんは引退とは寂しいかぎりです。まあ、もちろんいろいろと事情もあるでしょうし、一概に言えませんが……。


 ともかく長年グアテマラで、コンカカフで、そして多くのFIFA大会で笛を吹いていたバトレスさん、特にコンカカフの試合では信頼できる数少ない審判のひとりでした。ホントに残念です。
 が、まあニュース記事によると、コンカカフ審判協会の会員になるとのこと。今年の一月に亡くなったカルロス・オルティス(この人も元審判で、有名なエルサルバドル人らしいですが、あいにく私は知らない世代)の空いたポストを薦められたようです。これからは、コンカカフを動かす一員として頑張っていただきたいものです。

エルマー・ロダスさん

 昨日の試合でバトレスさんに代わって後半、主審を務めたのはエルマー・ロダスさん。私は初めて意識する名前でしたが、これまたmonjablancaさん情報によると、かなりのベテラン審判らしいです。昨日の後半も、バトレスさんに負けないしっかりした采配でした。選手たちが熱くなったのは、決勝の終わりが近付いて接戦であれば仕方のないこと。終わりかけのサバーのシミュレーションも、メキシコメディアは審判の判断を支持していました。
 スーペルリーガ公式サイトのニュース記事を見ていると、ロダスさんの名前が、Roda、Rodas、Rodhasと三種類表記があり、どれがホントなんだ!?と迷っていましたが、Rodasさんが正解のようです。これから、バトレスさんに代わってたびたびお世話になるのかもしれません。よろしく。

日本代表の試合の審判はメキシコ人が

 審判話のついでに書いておきますが、今週末から行われる代表戦、日本の対パラグアイ戦と対グアテマラ戦は、それぞれメキシコ人審判が指揮するそうです。パラグアイ戦をドラキュラことマルコ・アントニオ・ロドリゲスが、グアテマラ戦を(なぜか同じコンカカフ所属の)アルチュンディアさんが。
 こちらでは試合見られないのが残念ですが、ふたりとも頑張って、公平で公正な審判振りを披露してほしいものです。