暫定監督に対する賛否両論

 一夜明けてみたら、いろいろ出てました。

協会と委員会のメンバー

 昨日の会合はサッカー協会幹部、すなわちフスティーノ・コンペアン会長とデシオ・デ・マリア書記長(?)の現職存続というか、再選だったのか、とにかくこのままの顔ぶれでやっていきますぜ〜、というのがひとつの決定事項。
 そしてネストル・デ・ラ・トレがナショナルチーム委員会(代表委員会)の会長をやっていくのも、一応決定。でもその辺についてはまだ異論もあるようで、委員会の内部改革の噂もあるようです。

ダブル暫定監督について

 会合に参加したのは上記の顔ぶれに合わせて、一部リーグチームの会長たちですが、特にふたりの暫定監督については文句も出ているみたいです。
 アトラスのスポーツディレクター、ラファエル・レブリハは、メサを暫定とはいえ監督にするのは理解できないとはっきり発言。短期間で交代することに何のメリットもなく、時間の無駄遣いだと言っています。うーん、わかるなあ。フローレスについても、いい監督であることは認めるけど、代表監督?とこれまたはっきり疑念を示しているようです。


 しかしナショナルチーム委員会会長のネストルは、メサを暫定監督にするのは彼に対するhomenaje、感謝と敬意の表示、であると言ってます。いやいやいや、パチューカとかなら知らないけど、メキシコ代表が何をメサに対して感謝しろと。もしどうしてもそんなことがしたいんだったら、試合前にマスコミ集めて記念品でも渡せばいいことでしょうが〜! と、どうしても思ってしまうのでした。

 それから、現テコス監督のピオホ・エレラもなんかブツクサ言ってる様子。ピオホも、前にチラッと自分もやりたいみたいなことを漏らしてましたからね。フローレスがやるんだったら、誰がやってもいいんじゃないか、って発言は、要するに自分でもいいんじゃないか、ってことですね。


 また、ツイッターではこの決定について、ひどすぎる、抗議の意を示すために対スペイン戦をボイコットしよう、という呼びかけまで出てました。まあ、W杯優勝メンバーが本当に来てくれるんなら、いくら言ったってわいわいとアステカに押しかける人はたくさんいるでしょうけどね。てか、私も行きたいよ、スペイン選手に興味はないけど、アステカでメキシコ代表の試合なら見てみたいもん。


 Recordさんのアンケートでは、このダブル暫定監督についてどう思うか、というのが出てました。


1.いいと思うよ、どっちもすばらしい監督だし。11%
2.暫定としてはいいけど、W杯にはもっと他の監督を。25%
3.ひでえ。オーナーたちは早まったとしか思えない。43%
4.他にもっとこのチャンスにふさわしい監督がいるだろ? 21%

 だそうです。

正式な監督はメキシコ人以外でも

 また、プーマス会長のヴィクトル・マーブブは、今後の正式なメキシコ監督決定について、メキシコをよく知っている人物であることは必須だが、メキシコ人である必要はない、との見解を漏らしたみたいです。
 まあそりゃあ南米人でも長くメキシコサッカーに関わってきた人はたくさんいますからね、そういう意味ではメキシコ人でなくたってぜんぜんかまわないですが、いきなりエリクソンとか、いきなりペレグリーニとか、そういうのはやめてほしいもんです。