【ダンナとの会話】よいFWとは?

今日の試合中、というかもうだいぶ前から、ダンナはグアルダードを使わないアギーレに文句言ってます。
私としてはグアルダードは2006年からのお気に入り選手ではあるけど、南ア戦にちょっと出てたのを見ても、調子悪そうだから無理に使わなくても〜、というスタンス。
今日のフランス戦にも、ダンナは「グアルダードとチチャロが先発!」と主張していて、事前のニュースではチチャロは言われなかったけど、グアルダードの名前は挙がってました。
ほら〜、と得意げなダンナ。


でも実際に試合の直前のスタメン発表にはグアルダードの名前はなく。
まあそれでもサイド攻撃のもどかしさ、特に左をサルシードひとりに頼っている状況では、私も、ヴェラを本来のセンターに据えてギジェを下げ、ヴェラの位置にグアルダード入れればな〜、などとも夢想しました。
2006年のグアルダードなら、いや、調子いいときのグアルダードなら、それで充分攻撃オプション増えるんですが。


で、試合見ながらそんなことをゴニョゴニョとダンナとしゃべっていたら……。
「でもこないだの試合のゴールはグアルダードがアシストしたぞ」とダンナ。
そうなんだよね。それは事実。
でもさぁ、それ以上にあっさりボール奪われたり、変なパス出したり、ミスのほうがずっと多かったよ?
と言ったら、ダンナ、むっとして、
「いい選手ってのは80分ダメダメでも、残り10分でゴール決めればいいんだ!」と言い放った……。


えーと、それ、FWの話だよね?
で、その定義によると、ギジェとかものすごくいい選手なんですけど?


と言ったら、それは認めないんですよ、うちのダンナ。
なんと見事なダブルスタンダード
まあ確かに、90分に一本じゃなくて、180分か270分か360分に一本かもだけどね(笑。
いや、きちんと計算してみました。
2009年からこっちのメキシコ代表でギジェは676分プレイして5本ゴールを決めています。
135分に一本の割合です。
ほら〜、そんなに悪くないんだよ、ギジェ、メキシコ代表では。クラブではボロボロかもしらんが。
ただし、試合数で言うと11試合で5ゴールだから、やっぱり180分に一本くらい。
アギーレのサッカーには、というかメキシコサッカーには合う選手なんだよね、たぶん。
モンテレイにいたころもかなり輝いてたし。


でもやはりギジェの場合、帰化人であるのに、そんなに突出してすごいわけでもない、というところでメキシコ人の評価はやや低いようです。
まあそれもある程度仕方ないかな、という気はしますけど。


今日の試合でも、ギジェはゴールはなかったですが、いつものように献身的に攻撃に守備にと走ってました。
もともとギジェは代表ではアシストのほうが得意な面もありますしね。
というかそもそも、メキシコではFWにゴールなんか期待してるか!?
FWってのは何となくゴール前で相手選手をひきつけてDFがゴールするのを容易にしたり、時には守備もちゃんとして、ボールが来たらゴールにつながるアシストをすれば上等、たまには自分で決めてみてもいいですよ?
という立場なんじゃないかと。
そういう意味で、ギジェにしてもヴェラにしてもボフォでもクアウでもメディーナでも、FWとMFの中間くらいの選手がほとんどなのでは。
というか、すいません、だから私、あんまりFW選手のイメージってないです。わかってないです、たぶん。
選手紹介にも書いたように、チチャロとかヴェラのようなセンターFWタイプも最近は少しは出てきてますけどね。


いやいや、話がずれてるけど、そもそもグアルダードはFWですらないですから!!!
やっぱりグアルダードは怪我がまだ治りきってないんじゃないんでしょうか。心配です。