選手紹介:ギイェルモ・オチョア

ああ〜、今年もまたベンチなんだろうか……。
若くして注目されても忍耐のポジションですね、GKは。

フルネーム

フランシスコ・ギイェルモ・オチョア・マガーニャ(Francisco Guillermo Ochoa Magaña)




背番号

13番
2006年ドイツW杯でも13番でした。
クラブのアメリカでは不動の1番

あだ名

特にないけど、名前の愛称からメモ・オチョア、パコ・メモ・オチョアなどと呼ばれる

生年月日・生誕地

1985年7月13日(24歳)
ハリスコ州グアダラハラ

ポジション

GK

所属クラブ

ずっとアメリ

身長・体重

183cm、184cm
72kg説と80kg説?

経歴

グアダラハラ生まれとは知らなかったよ〜、というくらい最初っからメキシコシティアメリカ所属。
2004年に19歳で一部リーグデビューしてから、あっという間にトップGKに。
噂では、ええとこのぼんぼんらしくて、髪型やファッションにも気を遣い、自分でGKユニをデザインしたことまである。
自信とオーラにあふれるプレイで、ボールを見事にキャッチするとカメラを意識するようにそのままのポーズで固まって見せ付けたりする。
私が見始めたころはまだちょうど国際経験を積みはじめたばかりだったようで、国内では考えられないようなミスをすることもあったが、それもすぐになくなって安定したプレイを見せるように。


2006年はまだ20歳だったので、まあちょっと空気吸ってこいの空気枠でのW杯参加だったが、その後は代表でウーゴにもエリクソンにもアギーレにも、間違いのないトップキーパーとして採用されていた。
一方の2006年トップキーパーだったオスワルド・サンチェスは所属していたチバスを離れてサントスへ移籍、そこで優勝したりもしながら、代表からはもう歳で落ち目のGKというわけか(て、コネホより若いんですがね)呼ばれなくなっていた。
ところが、今年3月の親善試合で北朝鮮と対戦したとき、オチョアがなぜかぼうっとしていて相手にゴールを許してしまった。
その試合が開催されたのが、オスワルドの所属するサントスのホームスタジアム。
メキシコ代表の試合を見ようと詰め掛けていた観客は多くがサントスファンで、そこからオスワルドコールが起こってしまい、オチョアはますます動揺する。


で、アギーレがGKローテーションを始めてしまった。候補はオチョアとチバスGKミチェルと、2002年W杯GKだったコネホ
(本当はコロナがこのローテーションに加わってもおかしくないはずだったのが、直前にちょっとした暴力事件とその隠匿というスキャンダルがあったため、外されました)
それでも世間は、トップはオチョアで間違いなかろうとずっと思ってたんですが……。
背番号が発表されてみれば1番はコネホで、オチョアは13番。それでも1番がプレイすると決まったわけでは、とか世間が言ってるうちに、最後の仕上げの親善試合でもGKはコネホ
さて、オチョアに活躍のチャンスは来るのか……???


とはいえ、オチョアだってまだまだ若い部類ですからね、次の、そのまた次のW杯でもチャンスはあるだろうし。
ちょっと自意識過剰なところが目に付いたりもしますが、本人は愛想がよくて親切ないい子らしいです。
お金持ちで余裕を持って育てられたからか、わりと気前よくボランティアとかもやってる印象があります。
カメラの前で変にポーズつけるのは笑っちゃうけど、まだまだこれから頑張ってほしいGKです。
メキシコのGKとしては体も大きいほうだしね。