最終節 ティグレス対アメリカ

 先週末のリーグが終わった時点で、ティグレスはリギージャの可能性をわずかに残していた。自力で最後のアメリカ戦に勝つのは前提として、それ以外に、延期になっていたモンテレイトルーカ、最終節のクルスアスル対モンテレイモレリア対サントス、パチューカ対ハグアレス、チバス対ティファナの5試合のうち、モンテレイ(2試合)、サントス、ハグアレス、チバスのすべてあるいは4試合が負けるか引き分けるかしてくれたら、ティグレスが勝ち点と得失点差で7位か8位に食い込める、という状況。


 で、まさかのモンテレイが2試合とも引き分け。サントスはモレリアに負け、ティグレスの試合と同時刻のハグアレスも最初負けてた。
 ティグレスは前半終了間際にCKを仕切りなおしてのダミアンのクロスをジュニーニョがヘディングで決めて先制。よっしゃあああああ、これでリギージャの可能性は50%くらいになった! ハグアレスも負けてるし、このままなら明日のチバスの試合結果を待たずしてリギージャ決定。
 と思ってたんだが、後半に入ってミゲル・エレラ監督はサンブエサとホビットアメリカの青いユニを着てるとますます若く、中学生くらいに見えるなあ、でも子持ちのお父さんなんだよねえ)を入れてきた。これが当たってアメリカがんがん攻撃。それでもティグレスの守備は堅牢だったのに……トレス・ニーロがクリアしようとしてまさかの空振り……それを決められて同点に。
 もうダメだあ、てか冷静に考えたら私はティグレスがリギージャ行ってくれないほうが実はありがたい、年内に仕上げたいものの進み具合が今いちだしね。と、頭では思いつつも、ティグレスがボールを持つと、行けえええええ、もたもたすんなッ! と叫んでしまう、これは何なのでしょうか。
 まあ、叫んでも無駄だったけど、ロスタイム3分のティグレス猛攻撃は手に汗握りました。入らなかったけどね。


 あー疲れた。ティグレスがこけたおかげで、モンテレイがリギージャに入ったわけだ。まあアトランテが5点差以上、もしくはプーマスが7点差以上で勝てばモンテレイを蹴落とすけどね。しかもこの両者が対戦。まあそんな奇跡は起こらないと思うけど、てか起こったら八百長疑われるレベル。


 今シーズンのティグレスの敗因は、ジュニーニョの負傷、これに尽きる。中盤の6試合、ジュニーニョがいないあいだにがたがたと調子を落としてしまった。今日のゴールもジュニーニョだったし、守備だけじゃなく攻撃にも貴重な選手なのだよな……。
 てか、ティグレスはFW何とかしようよ〜。ルイス・ガルシアだって役立たずだし。そうでないと、いくら守備が鉄壁でも勝てないよ……。