ボーイとメサの長年の確執

なんか昨日からトマス・ボーイ(モレリア監督)に電話脅迫とか不穏な話が出てるなあと思ったら、こんな記事が。そう言えばボーイとメサ、いろいろあったんですねえ。簡単にまとめてみます。 9.08.56


先週末のリギージャ準々決勝第一戦でモレリアはクルスアスルを迎えて2対1で勝利。第二戦があるのでまだわかりませんが、先制してたのに逆転されたアスルは、そりゃまあ悔しかろう(でもまだ2戦目あるのに……)。で、ボーイの自宅にまで脅迫電話がかかってきたらしい。 9.11.12
試合後に、メサがモレリアはズルをして勝ったと発言、そのズルがどういうものなのかまでは言わなかったようですが、ファウスト・ピントが暴言?でレッド退場したことも、アスル側には気に食わなかったのかな? ボーイのほうはもちろん、心当たりなしと答えてます。 9.14.06


で、そもそもボーイとメサには長〜〜い確執がある、ということで、まずこの二人、70年代後半にティグレスでチームメイトだった、がボーイの言葉によれば「メサはベンチ要員、自分はチームスター」だったそうですが。メサはGKだったしねえ。しかしまあ当時はチームメイトとして問題はなかった様子。 9.15.41


2009年閉幕シーズン第14節、パチューカ監督だったメサはボーイのモレリアと対戦、チャコが犯したファウルに対してボーイが主審にレッドを要求したのに激昂したメサが罵倒、両監督は2試合停止処分。そう言えばそんなことありましたっけね。 9.19.36


そしてこれはまだ記憶に新しいけど、今年の閉幕シーズンリギージャ準決勝、アスルとモレリアが対戦、第一戦はアスルが2対0で勝利、しかしモレリアは第二戦ホームで3対0と逆転。この3点目が決まったときボーイはかなり興奮して躍り上がったらしく、試合後に乱闘騒ぎに。 9.23.07
このときは騒ぎを始めたチャコと、相手に頭突き食らわしたGKコロナ、そして両監督が相当数の試合出場停止処分を受けました。ボーイのほうは、どんなポーズで喜んだら処罰を受けなかったのかは指導されなかったが、と皮肉を込め、しかし相手を侮辱するつもりはまったくなく、勝利の興奮ゆえだったと。 9.26.04
メサのほうは、負けたことを受け入れ冷静に対応すべきだったと反省の言葉を口にしています。 9.27.39


で、今シーズン第8節、アスル対モレリアは、モレリアが1対0で勝利。メサは試合数日前に、ボーイとはチームメイトだったと敵意のないことを表現していますが、もう長いこと、試合前にもあとにも二人は挨拶もせず目もあわせないとか。今シーズンも同じく。 9.31.08


そしてまたまたリギージャで対戦することになったのが不幸でしたね……。しかし監督同士がライバル意識で少々ヒートアップするのはまだしも、自宅の奥さんにまで脅迫電話が入るとは、ちょっとメキシコじゃ考えにくい行き過ぎ状態。麻薬戦争じゃないんだからさー。良識持って、サッカをーしましょう。 9.34.46