日本人選手、トルーカに練習参加

こんなニュースが。一ヶ月弱、トルーカだそうです。【札幌】荒野、メキシコリーグに単身武者修業!メンタル鍛えてゴール量産だ! Jリーグ サッカー スポーツ報知 20.25.13

J2コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(20)が、単身武者修業に出る。メキシコリーグ1部のデポルティーボ・トルーカへの練習参加のため、きょう7日、日本をたつ。選手寮に住みながら、同国リーグを10度制した強豪の中に、30日まで加わる。昨年はFW横野とともにブラジル留学したが、今回は1人での渡航を希望。技術だけでなく、ハングリー精神にも磨きをかけるため、異国に乗り込む。

 1人で乗り込む初のメキシコの地にも、荒野に不安はなかった。出発を翌日に控えた6日の練習後、晴れやかな表情で思いを口にした。「フィニッシュのレベルを上げるには、トルーカが合っていると思う。人間的にも大きくなれれば」。そう期待に胸を躍らせた。

 シーズン終了直後から「メンタル的に弱い部分があるので、そこを磨きたい」と単身留学先を探してきた。昨年12月から1か月、横野とともに行ったブラジルのほか、東南アジアも視野に、より強くなれる場を求めてきたところ、代理人がメキシコリーグで10度優勝の強豪と話をつけた。

 「最後の決め手はトルーカだったというところ」。未知の土地でもあり、北中米カリブ海王者にも2度輝く実績を持つチーム。高い技術に加え、豊富なアイデアで多彩な攻撃を見せるメキシコサッカーは、荒野にとって魅力にあふれるものだった。「自分の課題は最後の集中力」。その克服につながるであろう絶好の機会に、迷うことなく飛びついた。

 現地では選手寮に住みながら、チーム練習に参加する。通訳など当然おらず、食事も出された物を食べる。1か月弱とはいえ、楽な環境下ではないが、それも望むところ。精神的にも自身を追い込みながら「もっと取れて良かった」と振り返る今季の30試合4得点からの向上へ、足がかりとする。

 昨オフのブラジル留学は、三上大勝GM(42)が「クラブが7割準備した」と説明する中でのものだったが「今回は拓馬自身で6割以上進めた」と同GMが言うように、自身の意向を反映させてきた。9日から始まる若手練習には参加せずに、あえて飛び込む厳しい舞台。「最後の質の部分を吸収してきたい」。一回り大きくなるため、荒野が異国でどん欲にボールを追い続ける。