代表選手たちパーティ騒ぎで罰則

 メキシコ代表、先日のモンテレイでのコロンビア戦に1−0でかろうじて勝利した日の晩、町は危険で遊びに出られないからと、ホテルでドンチャン騒ぎをしたスキャンダルをマスコミにすっぱ抜かれてました。マスコミ側は、代表選手たちが25人の娼婦(うちひとりは性転換者、ってそれは別問題では)をホテルに呼び寄せていかがわしいことをしていたと主張。
 選手たちでは、私の記憶ではフアレスはさっさと寝ちゃったからパーティなんか知らないよ、と言い。マサは、奥さんも子供もいるのにそんなことするわけないだろ、と言い。だいぶ経って、サルシードがパーティに関しては謝罪、ただし呼び寄せたのは選手たちの家族や知り合いだけだ、と主張していました。メキシコサッカー協会はこの件について調査、事実であればそれなりの罰則を、と言ってましたが、その調査結果が出たようです。
 事実がどうだったのかは発表されてませんが、カルロス・ヴェラとエフライン・フアレスの二人が6ヶ月の代表参加停止(フアレス、寝てたんとちゃうんかいッ!)、オチョア、マサ、サルシード、グアルダード、トラド、バレラ、ジョバンニ、チチャリート、ラファ、エスケーダ、モレーノがそれぞれ5万ペソの罰金刑。
 選手たちから集めた罰金は、ハリケーンカールの被害者への寄付に回されるそうです。この騒ぎに巻き込まれなかった選手たちはリオス、コロナ、エリアス・エルナンデス、ハビエル・オロスコ、レオバルド・ロペスの5人。


 やれやれです。そう言えばだいぶ前ですが、米国で代表戦をやったあとでもホテルで騒ぎを起こして警察まで来てしまい、オスワルドが一晩ブタ箱にぶち込まれたとかあったよなあ。あのときのメンバーが誰だったか忘れましたが(というかあのときは笑い話ですんだような)、学習してないのか、こら。
 しかも今回は、ヴェラとフアレスだけ出場停止処分、しかも半年!? 他の選手たちとのこの差は何なんでしょうか。サッカー協会サイトのニュースを見ると、罰金の11人はこれこれ以下の規則に反したため、とあるんですが、停止のふたりについては最後に3行で、停止とのみ。何をやったんだ。
 いずれにしても10月にシウダード・フアレスで行われる予定の対ベネズエラ親善試合は、FIFAマッチデーではあるが、欧州組は招集せず、国内選手をテストする方向で、とフローレス監督は考えているとの報道も、先日ありました。



 メキシコサッカー協会によると、罰金刑になった11人は以下の四つに反した。
1.国代表選手として、原則に従うべし。
2.代表合宿と移動中には決められた時間帯とエリアのみで訪問者と接触できる。
3.どんな場合でも訪問者は控え室、ピッチ、練習場のホテルゾーン、ホテルの部屋に入ってはならない。
4.代表チームは前もって知らされた場所に出向く義務があり、敬意と真剣みを持って行動し、自分たちの行動がどう見られるかということに気をつけなければならない。
 以上の四つに反したための5万ペソの罰金、ということです。
 ヴェラとフアレスの場合は、同じく上記の四つに反したため、という記述はありますが、罰金だけの11人と違う何をやらかしたのか、という説明はまったくありません。いやホント、これは謎です。


 と書いてましたが、medioさんの記事によると、ヴェラとフアレスは先にあげた四項目すべてに違反したための出場停止期間、罰金のみの11人は、四項目のいずれかまたはいくつかに違反した、という差のようです。それならちょっとは納得。ただし、具体的にどんな行動をしたのかは不明ですが。